2018年03月

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AI活用をお客様と共創する具体的な進め方「ブレーン・ストーミング」

AI は今や話題に事欠かないテーマとなっており、日々様々な意見や事例を目にするようになっています。

前回の特集(『AI に怯えず積極的な活用と人の武器を磨いてみよう!』)で、AI プロジェクトを進めていく上でのポイントとして、以下を挙げました。

●準備に時間をかけ過ぎず、始める
●小さく始めて、大きく育てる
●失敗から学ぶ
●最初から完全を目指さない(ある程度の完成度でトライ・アンド・エラーで改善する)
●ユーザーに共感し、利便性や生産性を上げ、本来の仕事に集中させる

では、実際に自社やお客様が「AI を活用したい」となった時にどのようなアプローチを取れば良いのでしょうか。

AI プロジェクトの成否の鍵は・・・

AI を業務に実装するには(もちろん、AI だけに特化することでもありませんが・・・)「構想フェーズ」から始まり、「検討フェーズ」を経て、「試作・評価フェーズ」を繰り返し、「実装フェーズ」、「運用フェーズ」と進めていきます。

まだまだ未知のことが多い AI を業務やビジネスに活かすには、新しいアイデア、これまで考えつかなかった発想の転換などが必要となります。この新しいアイデアや発想の転換をいかに生み出せるかが、AI のプロジェクトの成否を分けるキーになり、フローの冒頭にあたる「構想フェーズ」が重要になるのです。

今回は、この”構想フェーズ”にフォーカスをあて、アプローチの方法について迫っていきましょう。

「構想フェーズ」でのアイデア出し

プロジェクトにおいては、まず、課題と目的が設定されます。そして課題を解決するアイデア出しに進みますが、この”アイデア出し”が、 AI プロジェクトの要となる 「構想フェーズ」で実施されます。

では、AI プロジェクトを成功させるため、最も重要となる「構想フェーズ」において、新しいアイデアや発想の転換を生み出すためには、どうするのが良いのでしょう。

昨今、以前、第3弾に渡りご紹介したデザイン思考(「なぜクラウドとデザイン思考なの?」「何がデザイン思考導入を難しくするのか」「日本企業にはイノベーションの素養がある(前編/後編)」)がアプローチ法として使われることも多いのですが、デザイン思考を知らなければできないというわけではありません。今回は、より一般的で、誰もが一度は経験したことがあるであろう”ブレーン・ストーミング“について、確立されている細やかな手法などを改めてご紹介してみたいと思います。

ブレーン・ストーミング

以降は、共創という形で、アイデアを出す方法を考えてみます。

共創とは、複数人で創造(発想)することを言います。ブレーン・ストーミングなどの手法を使うのが一般的ですが、まず、この発想のための会議をどのように取り仕切るか、という検討が必要となります。参加者はどうすれば良いのか、場所は?時間は?など、共創の前には準備が必要です。

1. 人選をどうするか?

Amazon のジェフ・ベゾスが、最適なチームの規模について「ピザ2枚で足りる」ぐらいが良いと言っています。これは、5~8人前後の人数ということで、アイデア出しにはこれぐらいの人数が良いと思います。また、そこに参加する方は、フラットで雑多な(上下関係がなく、職種がバラエティに富んでる)方がより多くのアイデアが出ると言われています。お客様も含め、部門や職域などがあまり重ならないようにすることが重要です。

2. 場所をどうするか?

いつもの会議室などあまり場所にこだわらないことも多いと思います。しかし、意外に場所は大事です。広さは十分か、机は固定されていないか、ホワイトボードは足りているか、暗く閉鎖的ではないか…など気をつける必要があります。開催場所を変えてみる、会議が煮詰まったら参加者で散歩する、なども効果的です。

3. 時間は?

アイデア出しは、長くやったからと言って良いわけではありません。また、一人のときにアイデアが湧くこともたくさんあります。アイデア出しの時間は1時間程度、更にウォーミングアップ(アイスブレイク)の時間もしっかり取るとよいでしょう。

 

ブレーン・ストーミングの進め方

それでは、実際にブレーン・ストーミングはどのように実施すれば良いのでしょうか。
流れから言うとこのようなイメージになります。

アイスブレイク とは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法です。

それでは、ブレーン・ストーミングのプロセスを詳しく見ていきましょう。

アイスブレイク

アイスブレイクの心構え

  1. 誰もが平等(フラット)な立場でいること
  2. バイアスを取り除くこと、
    アイデアを検閲しないこと、
    固定概念を取り払うこと
  3. 反応速度を上げること、
    創造性を刺激しておくこと
  4. 間違っても良い雰囲気を作ること、
    相手が喜ぶように受け取ること
  5. 否定しないこと、肯定だけしないこと、
    相手のアイデアに自分のアイデアを加えて返すこと

ブレーン・ストーミングを使って共創する場合、普段の脳を仕事モードから発想モードへ切り替える必要があります。また、会議に対し、いつも叱責されるとか、時間がダラダラと長いとか、一人の決まった人が発言しているなど、ネガティブ・イメージがある場合は特にアイスブレイクをしっかり実施し、どんな発言も許されるような安心な場と雰囲気を作る必要があります。

アイスブレイクのためのエクササイズ

1. 私あなた

コミュニケーションの基本であるアイコンタクト(相手を見る、相手に影響される)を学び、打ち解け合う

  1. 立ってグループで円になり向かい合います
  2. 開始する人を決めその人が、「わたし」と言いながら自分の胸に手を置き、
    次の人に「あなた」とパスをまわします
  3. パスを受け取った人は同じように「わたし」と言いながら自分の胸に手を置き、
    別の人に「あなた」とパスを回します
  4. 2,3 を繰り返します
  5. この際、相手の目を見てパスを回すことが重要です
2. 私あなた(名前バージョン)

コミュニケーションの基本であるアイコンタクト(相手を見る、相手に影響される)を学び、打ち解け合い、名前を覚える

  1. 円になり向かい合う
  2. 開始する人を決めその人が、「○○(自分のニックネーム)」と言いながら自分の胸に手を置き、次の人に「〇〇(相手のニックネーム)」とパスを回します
  3. パスを受け取った人が同じように「○○(自分のニックネーム)」と言いながら自分の胸に手を置き、次の人に「〇〇(相手のニックネーム)」とパスを回します
  4. 2,3 を繰り返します
  5. 名札があるとハードルが下がる、ニックネームでなくても良いが、肩書を意識させない呼び名が良い(社長、部長 ☓)
3. Two Dots(ツードッツ)

直感で表現する(すぐ描く)、また相手の表現に影響されて表現するトレーニング

  1. ホワイトボードの真ん中に「 ・ ・ 」のように2つの点を描きます
  2. ホワイトボードの前(1m ぐらい離れて)に参加者全員が立ちます
  3. 「 ・ ・ 」に各参加者が交互に一筆書きで線や図形を描きます
  4. この際特に絵のテーマや上手い下手にこだわる必要はありません
  5. 次々に一筆で描かれていく図形に影響を受け、即座に描き足すこと意識します
  6. 2~3回転ぐらい、もしくは絵の完成でエクササイズを終了します
4. スケッチ

架空の物や場面を想像し表現、参加者全員で一つの架空のシーンを共有するエクササイズ

  1. 題:「自動車の日常点検」とし、日常点検について想像し、どのような要素があるかを指し示しながら伝えます
  2. 例えば、最初の人が「ここにライトがあります」
  3. 次の人は、「ライトを点けてみます、ライトが点きました」
  4. 次の人は、「ここにブレーキがあります」
  5. 次の人は、「ブレーキを踏むとブレーキランプが点きます」
  6. 次の人は、「この辺で面倒くさくなって点検をやめてしまうユーザーがいます」…どんどん続けます

このようにお題に対して、そこにあるものを広げていったり、情報を詳しくしたり、その場所のイメージを共有します。お題は、ブレーン・ストーミングのテーマに関係のなく、想像しやすいものから始めても良いでしょう。また、難しい可能性もありますが、「自動車の日常点検」のような具体的なテーマに沿ったお題で実施することにより、よりユーザー目線でテーマを考えるきっかけになります。

しっかりとアイスブレイクを実施し、お互いが心を許せる居心地の良い場をつくり、心理的安全性を確保することで、ブレーン・ストーミングによる共創がより充実したものになります。

 

課題解決のアイデア出し ~ブレーン・ストーミングの実施~

さて、アイスブレイクも終了しましたので、次はアイデア出しをします。今回は最も基本的なブレーン・ストーミングのやり方で、Post Up(張り出し法)を使ってみたいと思います。

Post Up (ポスト・アップ)

最もシンプルなブレーン・ストーミングの方法

  1. 1人作業で3分間でできるだけ多くのアイデアを付箋紙に書き出します
  2. 時間を決め(例えば10分間)2人で相手とアイデアをホワイトボード/模造紙に貼りながら、アイデアを共有します
  3. 付箋紙を貼っている間に相手のアイデアから違うアイデアが出てきたら、すぐに付箋紙に書き出して貼ります
  4. 各ペアの発表者を決め、他のペアとどんなアイデアが出たかを発表しあいます

Post Up は複数回実施することもでき、1回目は、課題の洗い出しに、2回目はその解決方法を考えるといったことが可能です。

様々な職域の方でブレーン・ストーミングを実施する場合、課題の理解や持っている情報レベルが違う場合があります。情報共有の意味を含め、改めて、課題の洗い出しを実施します。

2回目では「1回目で出てきた課題を解決する方法」のアイデアを出します。ここで大事なことは、目的は完璧な答えを探すことではなく、どんなつまらない、突拍子もないイデアでも歓迎し、アイデアを出し尽くすことです。変なアイデアがあったとして、他の2つ以上のアイデアを掛け合わせる、引き算する、反対を考えるなど、一見使えないようなアイデアでも視点を変えることにより、使える場合があります。更に重要なことは、他の人のアイデアに影響を受けて、アイデアを重ね、一人で考えていては、思いつかないようなアイデアを出すことです。

優先順位を決める(ドット投票)

アイデア出しの優先順位決めには、「ドット投票」を使います。ドット投票は、加点方式の評価法です。

  1. 一人5票までと決め、参加者にシールを5枚ずつ渡します
  2. 発表され、張り出されたアイデア(付箋紙)から良いアイデアにシールを貼ります

また、少し投票や集計に時間がかかりますが、

のように意味を分けて、シールを貼る方法もあります。このようにシールを分け、意味づけすることにより、アイデアの優先順位やまとめるための情報を多く得ることができます。

発表・評価 ~ブレーン・ストーミングの収束方法~

ブレーン・ストーミングはあくまでもアイデアを出す場で、何かを決定したり、判断したりする場ではありませんので、一旦ここで終了します。

ブレーン・ストーミング終了後に担当者が画像や箇条書きでアイデアをまとめ、参加者全員で共有します。

ブレーン・ストーミングの結果を共有することで、参加者全員が当事者意識を持って、ブレーン・ストーミング以外の日常でもこの課題に対して発想を意識してもらいます。アイデアは共創で生まれることもありますが、シャワーを浴びているとき、散歩をしているときなどにふと湧いてくることも多いからです。

この後は、ドット投票の結果なども踏まえ、具体的な試作に落としていきます。具体的な試作へ落とす方法については、ここでは詳細に書きませんが、まずは、「小さく進めること」が重要です。

それには、アプリであればいきなり試作を作り始めるのもありですが、模造紙やダンボール、粘土、モールなど使って簡易的にデバイスやアプリの画面を作っても良いかも知れません。また、試作のリアリティを追求するために、お客様役、店員役などに分かれて寸劇(スキット)をやるのも良いでしょう。

試作で結果が出なければ、ブレーン・ストーミングを再度実施したり、結果に戻ったりしても良いでしょう。小さく始めていれば、後戻りもスムーズです。

新しい発想から生まれた AI 活用(例)

さて、ブレーン・ストーミングについて詳細にご紹介してきましたが、最後に実際の AI 活用のお客様事例を見てみましょう。

THINK Watson の記事によるとオートバックス社は、AI の画像認識能力を活用した「タイヤ摩耗診断」を2017年9月に公開しました。自動車の日々の点検は、安全には欠かせない作業ですが、様々な理由から十分に実施されている状況にはありません。オートバックス社では、スマホを使って簡単にメンテナスの必要性の有無を診断できれば、ユーザーの意識向上に一役買えるのではと、「かんたんタイヤ画像診断」を開発しました。これは、メンテナス不良による事故原因ともなっているタイヤの摩耗度合いをユーザーが撮った画像から診断するというものです。

この事例、「かんたんタイヤ画像診断」の開発の経緯は、以下のようなものでした。

——「かんたんタイヤ画像診断」開発の経緯を教えてください。

八塚 自動車点検整備推進協議会の調査からもわかるとおり、自動車ユーザーの日常点検に対する意識を高めていく必要があります。オートバックス各店舗ではかねてより「タイヤ安全点検」を実施していますが、点検のために店舗に行くということ自体がお客様にとってはハードルのひとつになっていると感じていました。

この状況を改善するために、当初はオートバックスのピットマンがユーザーから送られてくるタイヤの画像を診断するという案も検討しましたが、人手で対応するには限界があります。そこで、AI による画像認識でタイヤの摩耗状態を診断するサービスを発案しました。メンテナンスをなかなか行えないという方々の「面倒・お金がかかる・時間がない」というお悩みに「簡単・無料・すぐにできる」というかたちでお応えできると考えています。

出典:THINK Watson, 『オートバックスに聞く:新たな顧客価値を創造するAIビジネス戦略』

上記の事例では、課題と目的は、以下になります。

この課題と目的を元に、これまでご紹介してきた”ブレーン・ストーミング“のような手法を用い課題を解決するアイデア出しを行っていきます。
例えばこの事例であれば、先にご紹介の Post Up で、「課題とその理由」の洗い出しを行い「自動車ユーザーの日常点検に対する意識が低い」という課題、そしてその理由「点検は面倒・お金がかかる・時間がない」を掘り下げて考えます。
こうしたアイデア出しが行われた結果、新たな発想から、「簡単・無料・すぐできる」を実現し、”自動車ユーザーのユーザーの日常点検に対する意識を高める”目的を達成する新しいAI を活用したソリューション「かんたんタイヤ画像診断」が誕生したのです。

まとめ

AI プロジェクトの成否を握る「構想フェーズ」で、より有効なアイデア創出に役立つ”ブレーン・ストーミング“の進め方を改めてご紹介してみました。
繰り返しとなりますが、AI プロジェクトを進めていく上で大事なことは以下のようなことです。

●準備に時間をかけ過ぎず、始める
●小さく始めて、大きく育てる
●失敗から学ぶ
●最初から完全を目指さない(ある程度の完成度でトライ・アンド・エラーで改善する)
●ユーザーに共感し、利便性や生産性を上げ、本来の仕事に集中させる

チームで”アイデア出し”を行いそこで出たアイデアを元に試作し、評価します。

アイデア出しから試作までに必要なことは、子供のような遊び心、そしてどんなことでも言い合える、また寸劇をやっても恥ずかしくない、安心安全な場と関係づくりなのではないでしょうか。

皆さんが、AI プロジェクトに携わる際、この”ブレーン・ストーミング“を活用することで、今までになかった新しい発想を生み出し、AI プロジェクトを成功に導いていただければ幸いです。

 

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2026年02月26日

【参加レポート】「watsonx Tech Challenge 2025」に参加してきた

公開日:2026-02-26 こんにちは、てくさぽブログメンバーの高村です。 2026年2月12日・13日に、愛徳会主催(日本IBM共催)のイベント「watsonx Tech Challenge 2025」がIBM箱崎にて開催され、昨年に引き続き弊社は6名で参加しました。 本記事では、イベントの様子をレポートいたします。 目次 イベントの概要 イベント当日までの準備 イベント当日 さいごに お問い合わせ イベントの概要 このイベントは、IBM watsonx を活用してビジネスを具現化できる技術者を育成することを目的としたハッカソン/アイディアソンです。 今年は「地域課題の解決(人口減少・少子高齢化・労働力不足)」「環境問題対策」「わくわく社会の実現」「顧客が直面する課題」の4つをテーマに、watsonxのAIエージェントでどう解決できるかをチームで検討し、ソリューションを発表します。 私たちのチームは、IBMのAIエージェント製品であるwatsonx Orchestrateを活用した解決策を検討し、モックを作成し発表しました。 イベント当日までの準備 昨年はテーマやペルソナの絞り込みに時間を要した反省から、今年はスケジュールを組んで早期決定を目指していました。しかし議論を重ねるにつれ、「課題が小さすぎないか」「このソリューションでは売れないのではないか」「この業界には刺さらないのではないか」と意見が白熱。紆余曲折の末、イベント前々日にテーマ・ペルソナ・解決策の方向性を確定し、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化を主題に据えることで合意しました。 なかなか方向性が定まらないことに焦りもありましたが、課題設定に際して国内の食品ロスの現状や事業側の事情を資料で下調べしたことで、普段は意識しない問題まで理解が深まり、良い学びとなりました。また各メンバーが調査結果を持ち寄って意見交換を重ね、整合性のあるロジックで方向性を定められたと思います。 イベント当日 1日目 始めに発表順の抽選があり、今年はIBM様の次で2番手となりました。続いて各チームの部屋が割り振られ、発表準備へ。私たちは、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化をテーマに、watsonx Orchestrateを活用し、AIによる需要予測に基づいて在庫を最適化し、生産数の決定から生産管理システムとの連携、発注までを一気通貫で実行するAIエージェントを提案することにしました。 2日目 発表は午後からとなり、午前中は各チームとも準備に集中します。私たちは新たな挑戦としてスキット(寸劇)形式での発表を選択し、発表シナリオと台本の作成、モック制作に分かれて作業しました。モック制作では IBM Bob を活用し、チャットでソリューション概要を伝え、Bobにエージェントの定義ファイルを生成してもらいました。watsonx Orchestrate環境に定義ファイルをインポートし、ソリューションの動きが分かるモックを約1時間半で形にでき、IBM Bobの生産性の高さに驚かされました。

2026年02月26日

【てくさぽBLOG】IBM Bobで市民開発に挑戦

更新日:2026-02-26 公開日:2026-01-22 [2026年2月26日追記]IBM Bob の提供開始日(GA)が発表されました。 2026年3月24日 また、Early Access 版の新規受付は終了となりました。 *  *  *  *  *  * こんにちは。てくさぽBLOGメンバー村上です。 2026年も、気づけばもう1月が駆け抜けていきそうですね。 さて今回は「IBM Bob」検証シリーズPart2をお届けします(Part1 はこちら)。 前回はBobの主要機能のひとつである「Explain機能(コード解析)」をご紹介しました。 今回はコード生成を行う機能「Generate機能」に注目し、アプリケーションの開発に挑戦した内容をお届けします。 目次 はじめに IBM Bob のGenerate機能で市民開発を試してみた Generate機能の他社製品との比較 さいごに お問い合わせ はじめに 現在、私たちのチームではIBM BobのPreview版(Early Access版)を利用し、Generate機能によってBobがどんなコード生成ができるのか、どこまでの領域をカバーできるのか、そして実際の業務がどれほど効率化されるのか、その実力と効果を検証しています。 これまでに実施したGenerate機能の検証例 ・IBM Bobでwatsonx Orchestrate(wxO)のAIエージェントを作成 ・Bobで生成したマークダウン形式のファイルをExcelへ出力するツールの作成 ・チーム内で利用している勤怠確認用のスプレッドシートを操作性の高い「出退勤管理アプリ」にする開発 今回はこの中から、他社製品との比較が行いやすく、IBM Bob ならではの特徴をより分かりやすく伝えられると考えた「出退勤管理アプリ」に焦点を当ててご紹介します。 IBM Bob がどこまで意図通りの開発ができるか、また、他製品と比較した内容も合わせてお届けします。 IBM Bob のGenerate機能で市民開発を試してみた 「出退勤管理アプリ」作成の過程や成果としてご紹介する内容は下記です。 プロンプトの強化:曖昧な指示を具体的に補完 チャットモードを利用した対話型開発 完成した成果物の紹介 プロンプトの強化による成果物の比較 1. プロンプトの強化:曖昧な指示を具体的に補完 まず、「出退勤管理アプリ」の完成イメージをBobに伝えます。 Bobのチャット画面に、下記のように要件を箇条書きで記載し、要件を書き終わったら「プロンプト強化機能(Enhance Prompt)」ボタンを押下しプロンプトを強化しました(プロンプトの強化についてはPart1のブログでも記載しています)。 上記のプロンプトが下記のプロンプトに強化されました。 チーム向け勤怠管理Webアプリケーションを以下の仕様で開発してください。   【基本機能】 メンバー全員が互いの勤怠状況を閲覧可能なチーム勤怠管理システムを構築します。 各メンバーは個人アカウントでログインし、自分の勤怠データのみ編集権限を持ち、他メンバーのデータは閲覧のみ可能とします。 【画面構成】 1. 当日勤怠一覧画面:本日の全メンバーの勤怠状況を一画面で一覧表示し、各メンバーの勤務場所、勤怠種別、勤務開始・終了時刻、備考を即座に把握できるダッシュボード形式とします 2. 個人別勤怠カレンダー画面:メンバーごとに過去の勤怠実績と未来の勤怠予定を時系列で確認・管理できるページを用意し、日付範囲を指定して表示できるようにします 【勤怠データ入力機能】 実績入力:毎日の勤務開始時と勤務終了時に手動で時刻を入力する機能を実装します。入力フォームはシンプルで素早く操作できるUIとします 予定入力:複数日分の勤怠予定を一括登録できる機能を実装し、登録後もいつでも個別または一括で変更・削除が可能とします 【勤務場所の選択肢】 - テレワーク - 聖路加オフィス - 外出 - その他 各勤怠記録に対してドロップダウンまたはラジオボタンで選択できるようにします 【勤怠種別の選択肢】 - 休(終日休暇) - AM休(午前休) - PM休(午後休) - 時間休 - FLEX(フレックス勤務) 勤務場所と同様に選択式で入力できるようにします 【備考欄】 各勤怠記録に自由記述可能な備考欄を設け、特記事項や補足情報を入力できるようにします 【認証・権限管理】 初期メンバー5名分のアカウントを作成し、各メンバーは個人名でログインします。 パスワード設定機能を実装し、初回ログイン時または設定画面から任意のパスワードに変更可能とします。編集権限は自分の勤怠データに限定し、他メンバーのデータは読み取り専用とします 【技術要件】 レスポンシブデザインでPCとモバイル端末の両方で快適に操作できるようにし、 データの永続化にはデータベースを使用してください。モダンなWebフレームワークを使用し、保守性と拡張性の高いコード構造で実装してください 「プロンプト強化機能」を利用することで、説明が不足している部分をBobが具体的に補完し、精度の高いプロンプトへとブラッシュアップしてくれます。 これにより、要件の意図を正しく反映させるための具体的な指示が整いました。 補足ですが、私は拡張機能として「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を導入し、IDEを日本語化して利用しています。 (拡張機能の適用方法はPart1のブログにしています) 2. チャットモードを利用した対話型開発 次に、IBM Bob のチャットモードを試してみました。今回利用したのは「Planモード」です。 Planモードを選択した理由は、まずBobが計画立案をしてくれ、その計画を人間側が理解・承認してから開発を進められると思ったためです。 Planモードを利用して先ほど強化したプロンプトをチャット画面から流すと、Bobが下記のように指示が漏れている部分を確認してくれました。 技術スタックの確認: このWebアプリケーションの技術スタックについて、どのような構成を希望されますか? 詳細な設定確認: 初期メンバー5名の名前を教えてください。ログイン時に使用するユーザー名として設定します。 このように、Bobが具体的な選択肢やデータの入力を促してくれるため、抜け漏れのない状態で計画を立て、実装へと進めることができます。 全ての要件が明確になると、Todoリストが作成されました。 このTodoリストを承認した後は、Bobがリストを上から順番に自動で進めてくれます。 プログラムを作成する工程まで行くと「Codeモードに切り替えます」と宣言があり、チャットモードがPlanモードからCodeモードに自動で切り替わり、実装フェーズへ移行しました。 この流れは非常にスムーズで、Bob の優秀さに感心しました。 ちなみに、私のPCにはNode.jsがインストールされていなかったのですが ・Node.jsのダウンロード、インストール方法 ・コマンド実行がうまくいかなかったときのトラブル対応 は、全てBobが教えてくれました。 教えてもらう相手が人間だと、ある程度調べてから聞かないと迷惑だよなぁ・・と思ってしまうような疑問でも、Bobになら遠慮せず聞くことができるので、スピードを落とさずに作業を進めることができました。 3. 完成した成果物の紹介 こうしたプロセスを経て完成した「出退勤管理アプリ」がこちらです。 市民開発への挑戦を決めた当初は、「どのような指示を出せばいいのか」と少し身構えていました。しかし、実際には細かな指示に悩む必要はなく、Bobがプロンプト強化機能やチャットモードを通じて、使い勝手の良いアプリケーションを自律的に構築してくれました。 完成した「出退勤管理アプリ」には、ユーザー別のログイン機能だけでなく、パスワード変更やチームメンバーが各自のPCからアクセスできる外部接続の仕様まで標準的に実装されており、その完成度の高さには正直驚かされました。 4. プロンプトの強化による成果物の比較 「1.プロンプトの強化」にて、プロンプトを強化してからアプリケーションを作成する方法を記載しましたが、試しに、プロンプトは強化せずに「出退勤管理アプリ」を作成してみました。 成果物にどのような違いが現れたかをご紹介します。 プロンプト強化前 指示が曖昧だった機能は実装されなかった プロンプト強化後 イメージしていた機能が全て実装された プロンプトを強化し指示の解像度を上げることが、そのままアプリケーションの完成度に直結することを実感した検証となりました。 Generate機能の他社製品との比較 さて、今回の検証では「他社製品ではどのような結果になるか」も合わせて検証しました。 正確に比較するため、他社製品もBobと全く同じプロンプトを用いて検証を行っています。 両者の操作感やアウトプットを細かい観点で比較し、Bobの特徴としてお伝えしたい部分を下記の表にまとめました。 比較項目 IBM Bob 他社製品 ドキュメント生成 基盤~運用に関するドキュメントを作成 ・基本設計書 ・詳細設計書(実装計画書) ・使い方ガイド(README) ・開発設計書 ・導入手順書(SETUP GUIDE) ・障害対応手順書(作業中のトラブル対応) 開発視点のドキュメントを作成 ・要件定義書 ・基本設計書 ・詳細設計書(実装計画書)   アーキテクチャのレベル 本番運用に耐えうる可用性・信頼性を考慮した構成 (フロントエンド・バックエンドの分離) すぐに動く構成 (フロントエンド・バックエンドを分離しない構成) デプロイの容易性 〇 ・プロンプト強化により不足情報が補完 ・選択肢(推奨案)が提示され対話を通じてステップバイステップで進められる △ ・プロンプト補完の機能は見当たらない ・選択肢が提示されることはなかった 今回の比較検証を通して、IBM Bobの自律型エージェントとしての高い実力を実感しました。 実運用に耐えうる構成を自動で選択してくれる点はとても心強いです。また、基盤から運用までを網羅する圧倒的なドキュメント生成力や、対話を通じて迷わず進められるデプロイ支援により、開発のハードルが下がるだけでなく、実装の透明性も高いレベルで担保されています。 作った後もチームや組織で説明・維持ができる、という安心感こそが、IBM Bobが組織利用を見据えたエンタープライズ向けの製品であると言える大きな理由なのだと感じました。 さいごに Part2となる今回のブログは、IBM Bobの「Generate機能」を使った市民開発をご紹介しました。 実際にBobと一緒にアプリケーションを作ってみて、やっぱりBobは頼りになる相棒でした。 (最近、Bobを実在する人のように「Bobさん」と呼んでしまうことがあります) 私は開発業務に深く携わった経験はほとんどありませんが、今回の検証を通じて、自分の手で形にできるワクワク感を肌で感じることができました。 これからも、この頼もしい相棒と一緒に業務の新しい形を探り、その可能性をパートナーの皆さまにもお届けしていきたいと思います。 お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

2026年02月26日

【てくさぽBLOG】IBM BobでRPG解析!複雑なロジックを一瞬で整理し、実務の即戦力に

更新日:2026-02-26 公開日:2025-12-24 [2026年2月26日追記]IBM Bob の提供開始日(GA)が発表されました。 2026年3月24日 また、Early Access 版の新規受付は終了となりました。 *  *  *  *  *  * こんにちは。てくさぽBLOGメンバー村上です。 今年の10月にIBM Tech Xchange 2025 Orlandoにて電撃発表された話題のIBM Bob はご存じですか? 今回は、IBM Bob をTech Preview版で検証している状況をタイムリーにお伝えいたします! 目次 IBM Bobってどんな製品? Explain機能を試してみた Explain機能の他社製品との比較 さいごに お問い合わせ IBM Bob ってどんな製品? IBM Bob は、2025年10月の IBM TechXchange 2025 Orlando で発表された AIエージェント型のIDE(統合開発環境)です。 単なるAIアシスタント開発を超え、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を自律的に動かし、生産性と品質を大幅に向上させることができる製品です。 IBM Bobが得意なこと ソフトウェア開発とモダナイゼーションを変革 • 複数のモード (プラン、コード、質問、アドバンスド) を装備 • アプリケーション設計、コード説明、コード生成、テスト生成、ドキュメント作成 • 開発者の作業に応じて最適なLLMを選択 幅広い言語に対応 • RPG, COBOL, CL, SQL, DDS • Java, Python, JavaScript, TypeScript, Node.js, bash など IBM Bobを利用するメリット 「システムの理解」にかかるコストを戦略的投資へ転換 ・開発スピードが劇的に向上 ・エンジニアの業務時間の多くを占める「既存コードの解析」という非生産的な時間を、AIによって極小化 ・解析に費やしていた膨大な工数を、新しいビジネスモデルの構築や機能拡張へ再配置 プロジェクト内の知識共有(可視化) ・プロジェクトメンバー全員が常に「今、正しく動いている仕様」を共有できる ・新メンバーへの引継ぎが容易で立ち上がりが早くなる AIによる標準化でガバナンスの聞いた開発体制を実現 ・品質のばらつきを抑えエンタープライズレベルのガバナンスを維持し構築を支援   定型的な解析はBobに委ね、エンジニアはより高次元な創造性に知力を注ぐ。 そんな、互いの強みを活かし合える知的な相棒になってくれそうです! Explain機能を試してみた 検証の背景 今回、IBM i(AS400) で利用する言語、RPGにフォーカスして検証を行いました。 現在、多くの企業で課題となっているのが、IBM i(AS400)上で長年稼働し続けているRPGプログラムの保守・継承です。 IBM i はその堅牢性ゆえに、10年以上前に書かれたコードが一度も改修されずに現役で動き続けているケースも珍しくありません。 しかし、その代償として「詳細設計書が消失している」「担当SEが高齢化し仕様がブラックボックス化してしまいそう」という深刻な問題が浮上しています。 後継者不足も重なり、このままではシステムの維持そのものが危ぶまれる未来がすぐそこまで来ています。 そこで期待されるのが、AIの力による「リバースエンジニアリング」です。人力では途方もない時間と労力がかかる既存コードからの仕様解読をAIが肩代わりし、さらに「現役エンジニアがそのまま実務に使えるレベルの、精度の高い設計書」を書き出すことができれば、属人化の解消へ向けた大きな一歩となります。 IBM Bobには、主に以下の4つの強力な機能が備わっています。  - Explain(説明):プログラムを解析、説明  - Transform(変換):プログラミング言語のバージョンアップ、モダナイズ  - Refactor(リファクタリング):コードの構造を最適化、保守性の向上  - Generate(生成):プログラム・アプリケーションの作成 今回の検証は、上記の背景より「Explain(説明)」機能に主眼を置いています。 IBM Bobが複雑なRPGの構造をどこまで正しく理解し、実務に耐えうる高精度な詳細設計書を再現できるのかを検証しました。   検証内容 検証では、ローカルPCに保管した既存のRPGプログラムを対象に、IBM Bob がどこまで実務に即したアウトプットを出せるかを試しました。 【検証のステップ】 事前準備: RPGのプログラムが保管されているローカルフォルダを参照先として指定 基本操作: Bobのチャット画面にて、解析対象のRPGプログラムを指定し「プログラム詳細設計書」を作成するように日本語(自然言語)で指示 環境拡張: Bob内のメニュー「Extensions」から「Mermaid Chart」のPluginを導入。出力された構成図(Mermaid形式)をより視覚的に確認できる環境を準備。 【検証の結果】 検証を通じて驚かされたのは、Bobの解読の速さと正確さです。 RPG特有の複雑な指標や深いネスト構造であっても、ロジックの骨組みが明瞭に描き出されており、要点が紐解かれるような丁寧さと平易さを兼ね備えたアウトプットとして提示されました。そして、文章による解説に加え、Mermaid図によって視覚的に補完されたフローは非常に分かりやすく、文字だけでは追い切れない処理の全体像を一目で把握することが可能となりました。 Bobで作成したプログラム詳細設計書は、これまで他社のAIツールを試しては『実務で使うにはまだ早い』と限界を感じてきた熟練の技術者さえも、思わず目を見張るほどの解析精度でした。 そして、Bobのチャット画面で指示を出す際の「Enhance Prompt(プロンプト強化)」ボタンは非常に便利でした。 「Enhance Prompt」ボタンは、指示内容をAIが解釈し、より精度の高い回答を引き出すために最適なプロンプトへと補ってくれます。 これにより、AIへの指示出しに慣れていない技術者でも、簡単に質の高い設計書を作成することができそうです。 今後の検証 現在、プログラム設計書作成の次のステップとして、作成したプログラム詳細設計書を利用してコード生成(Generate)やコード改修(Refactor)を行う検証を実施しています。 これにより、コードに直接手を入れなくても、詳細設計書の一部分を人間の言葉で直すだけでコード側に修正が及ぶようにできると考えております。 また、人間が気付かない関連している他のプログラムコードの修正箇所も気付いてくれるかもしれません。 また、Bobのチャット画面で、回答の精度を最大化するために、チャットモード(※)を切り替えた検証も行っており、Bobと対話しながら特定箇所を修正・作成することも試行しています。 ※「チャットモード」のおススメ利用シーン(Bob自身に聞いてみました)  - Code: コード作成・修正時  - Plan: 設計・計画立案時  - Ask: 質問・説明が欲しい時  - Advanced: 複雑なコード実装時 Explain機能の他社製品との比較 さて、チーム内では他社製品も交えた横並びの比較検証を進めています。 同じ指示(プロンプト)を出し、コード解説の深さや図解の分かりやすさをプログラム詳細設計書(Explain機能)作成の観点で比較しましたのでご紹介します。 項目 IBM Bob A社製品 B社製品 解析制度と網羅性 ◎ 高度な構造解析と高精度な図解 〇 基本情報の列挙と標準的な図解 〇基本値の抽出がメイン 可読性・理解しやすさ ◎ 豊富な図解量と手順レベルの解説 〇 簡潔な説明(Bobに比べ情報不足) △ パラメータの羅列に近い 柔軟性・拡張性 ◎ 任意フォルダ参照・MCP連携に対応 〇 MCP連携対応 〇 MCP連携対応 総合判定 ◎ 〇 〇 ※入力するプロンプトの内容によって得られる結果が異なる場合があります 今後、Generate機能やTransform機能でも比較検証を続けてみたいと思います。 さいごに 私自身、Bobに出会ってその賢さに驚かされましたが、今では複雑なコードを健気に読み解いてくれるBobが、どこか可愛らしい相棒のようにも感じています。 今回の検証を通じて、あまりに古すぎて誰も手を付けたがらなかったRPGプログラムも、決して攻略不可能なものではないと確信しました。 Bobという頼れる相棒がいれば、眠っていた過去の遺産は必ず未来の資産へと変えられます。 皆様もぜひ、この新しい開発の形を体感してみてください。 Tech Preview版 申し込みURL: https://ibm.biz/Try-Bob 末筆ながら、本年も「てくさぽBLOG」を見てくださりありがとうございました。 新しい年が、皆様にとってさらなる飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げます。 お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp     .bigger { font-size: larger; } .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .table { border-collapse: collapse; border-spacing: 0; width: 100%; } .td { padding: 10px; vertical-align: top; line-height: 1.5; } .tbody tr td:first-child { font-weight: bold; width: 20%; } .tbody tr td:last-child { width: 80%; } .ul { margin: 0 !important; padding: 0 0 0 20px !important; } .ol { margin: 0 !important; padding: 0 0 0 20px !important; } .tr { height: auto; } .table { margin: 0; } *, *:before, *:after { -webkit-box-sizing: inherit; box-sizing: inherit; } .html { -webkit-box-sizing: border-box; box-sizing: border-box; font-size: 62.5%; } .btn, a.btn, button.btn { font-size: 1.6rem; font-weight: 700; line-height: 1.5; position: relative; display: inline-block; padding: 1rem 4rem; cursor: pointer; -webkit-user-select: none; -moz-user-select: none; -ms-user-select: none; user-select: none; -webkit-transition: all 0.3s; transition: all 0.3s; text-align: center; vertical-align: middle; text-decoration: none; letter-spacing: 0.1em; color: #212529; border-radius: 0.5rem; } a.btn--orange { color: #fff; background-color: #eb6100; border-bottom: 5px solid #b84c00; } a.btn--orange:hover { margin-top: 3px; color: #fff; background: #f56500; border-bottom: 2px solid #b84c00; } a.btn--shadow { -webkit-box-shadow: 0 3px 5px rgba(0, 0, 0, .3); box-shadow: 0 3px 5px rgba(0, 0, 0, .3); }

2026年02月18日

【開催レポート】IBM様主催 Bobathon in Tokyo - IBM Bobで何が生まれた?

公開日:2026-02-18 2月12日、日本IBM様 箱崎オフィスにて、弊社(NI+C Partners)のパートナー様を対象としたハッカソン「Bobathon(ボバソン)」を開催しました。 Bobathonでは、次世代AIエージェント型開発支援ツールである「IBM Bob」を活用。 USより来日したIBM Bobの開発責任者や、GlobalのTechリーダーをファシリテーターに、 Early Access版(早期アクセス版)のBobを使い倒す、非常に濃密で実践的なワークショップとなりました。 目次 イベント概要 IBM Bobで形にした驚きの活用アイデア パートナー様からのリアルな声 今後の展望とアクション お問い合わせ イベント概要 参加: 7社 17名 目的: IBM Bobを用いた自社利用の具体化、およびお客様への提案アイデアの磨き込み 手法: IBM Bobの実機を使用し、テーマに沿った実践的なプロトタイピングを実施 IBM Bobで形にした驚きの活用アイデア 各社チームに分かれ、Bobを操作しながら導き出された活用案は、どれも現場の課題に即した非常に具体的なものでした。 業務自動化: 紙の社内申請のデジタル化、RFP回答の自動補助、プロジェクトメンバーの最適アサイン 開発・モダナイズ: レガシーRPGコードの解析・モダナイズ支援、ETL構成の自動確認・移行 戦略・分析: 食品ロス防止の在庫分析、特許情報の収集・解析による知財戦略の高度化 スピード開発: キャンペーンサイトの短期間構築・運用 パートナー様からのリアルな声 実際にIBM Bobを触り、他社の活用法を目の当たりにした皆様からは、驚きと期待の声を多数いただきました。 他のパートナー様のアウトプットを見て、業務活用のイメージがぐんと広がりました 自分の中にはなかったアイデアに触れ、非常に刺激になりました 「ついに開発もここまで来たか!」と驚きました。実機を触ることで、想像以上に参考になるイベントでした 立場や業務によって、Bobの用途が無限に広がることを実感できました 今後の展望とアクション 今後は、検討いただいた内容をクライアントゼロとしてご活用いただくこと、および、実案件への提案展開を全力でご支援してまいります。 また、弊社は今後も、IBM様と協業し継続的な「Bobathon」の開催を予定しています。 IBM Bobの社内評価・PoC・導入ご支援 お客様への提案同行のご依頼 これらに関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 最後になりますが、ご参加いただいたパートナーの皆様、そして素晴らしいファシリテーションをいただいたIBMの皆様、本当にありがとうございました! お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

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