2017年06月

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「IBM Watson Summit 2017」に参加してみた ~コグニティブはどこまで浸透したのか?~

参加メンバーにインタビュー

皆さま、こんにちは。 企画部のWebサイト運営担当です。

去る 4月27日、28日にグランドプリンスホテル新高輪で開催された「IBM Watson Summit 2017」の参加レポートをお届けします。昨年の”参加してみた”レポート同様、Summit に参加した弊社エヌアイシー・パートナーズのメンバーにインタビューしました。

企画担当:では早速。まず、はじめに、昨年の Watson Summit と比較して感じた違いを「ひとこと」で教えてください。

 

昨年の Watson Summit と比較して

Kさん:昨年はみずほ銀行のコールセンターの事例が中心だったが今年は他社のコールセンターの事例も多かった。国内の大手銀行、生保は Watson の採用もしくは導入検討が進んでおり、裾野が広がってきたのだと思う。

Jさん:蔦屋(TSUTAYA)と地銀支店が連携した事例などもありましたね。

Aさん:昨年は「これからの時代はコグニティブだ」という言葉が多かったのですが、すでに実装している企業もあり、更に AI やチャットボットなど Watson に関連するテクノロジーもユーザ側がコグニティブを意識してなくても利用していると感じました。

また、この 1 年で日本IBM が直接受けた Watson 案件は 200 件を超えているという話を聞きました。いよいよ実案件でも Watson、と言った感じがしました。

代表的な事例まとめ( Watson の活用事例 2017年)

◆海外の Watson
米国では大手税務サービス企業の H&R BLOCK が顧客が作成した確定申告の内容を確認し、より多くの還付金を得られるようにアドバイスするサービスに Watsonを利用するなどサービスの展開が進んでいる。

◆日本の Watson
日本では銀行、生保のコールセンターで Watson が採用されている。この一年の特長としては「知識ベース」と言われる Watson の辞書にあたるナレッジを収集、蓄積し、分析する活動が活発である。これらの知識ベースを「学習済み Watson 」としてサービス展開を視野に入れている。

  • 三井住友銀行は企業の信用力変化を示すニュースを自動収集するための知識ベースを構築
  • トランスコスモスは自社のコールセンター運営知見を複数の知識ベースにまとめる
  • 三菱自動車は自動車の不具合兆候を把握し、未然防止につながる情報や顧客の声を可視化する知識ベースを構築

また、国内大手企業以外にもベンチャーや研究開発型の企業がWatsonの活用を開始している

  • QUICK は金融マーケット情報の自然言語照会に取り組む
  • ファーマクラウドは調剤薬局向けの在庫医薬シェアリングサービスに Watson のチャット機能を付加
  • アイ・ラーニング社はプログラミング研修で受講者の質問に回答する Watson や個々人の最適なラーニングパスを提示する Watson を活用提供
  • 日本電通は基幹システムとの連携で総務・人事・経理関連の社員向けチャットボットを提供

企画担当:事例がどんどん増えているということですね。ところで、イベントの形式として昨年と違う点として、今年は会場に入る一般の参加者も有料のイベントになりましたよね。展示数が増え、内容も充実した思いますが、会場の様子はいかがでしょうか。

Aさん:参加者の総数は減っているはずですが、混み具合は去年と同じか、それ以上に感じましたよ。私どもの親会社である日本情報通信(株)はダイヤモンドの更に上のマーキー(Marquee)というトップのスポンサーとして出展していましたが、ブースエリアも賑わっていました。
ご参考:▼【出展レポート】 IBM Watson Summit 2017

 

企画担当:なるほど、イベント会場盛況で内容としては先行事例だけでなく、Watson 採用事例の裾野が広がってきたのですね。本題に入る前に、Watson の話題がどれだけ盛り上がっていたかを企画部の Web 担当として、ちょっと違う視点で調べてみました。

 

ネットでみる Watson の盛り上がり

IBM Watson の注目度合いはネットの検索量でも推し量ることができます。下図は世界中の人が過去5年間の「IBM Watson」を検索したボリュームです。(Google Trendより)

トレンドラインは右肩あがりですね。(大きな谷間はクリスマス〜年末のシーズンです)

googletrend_past5years

 

ついでに地域別の検索ボリュームをみると、1 位はシンガポール、次いでUS、インドと IT、開発の先進国と重なります。日本は 9 位でした。

googletrend_erea_global

 

 

地域別の集計を都市別のメッシュを変えてみると・・・中央区が世界で 2  位です!
我が社も中央区にかまえていますのでその影響でしょうか(笑)

(ツッコミ:日本IBM本社も中央区です!)

googletrend_erea_city

 

1 位のポキプシー、3 位のオースティンも IBM の研究所があり、 IT の中心都市ですからね、2 位 の中央区は検索の世界ではリードしています。

企画担当:また、昨年当サイトにて掲載の Watson Summit2016 の記事 もイベント開催1ヶ月程度前から期間中にかけて、アクセス数が 200%Up になっていました。大手メディアサイトではない弊社のページにアクセスしてくださって感謝です。

 

今年の Watson Summit で使われた「メッセージ」「キーワード」とは?

企画担当:このようにネットの世界でも注目されている IBM Watson について、Summit で感じたことをもっと伺おうと思います。今年の Summit の「メッセージ」はどのようなものか教えてください。メッセージが難しければ、良く使われていたキーワードでも良いです。

 

ハイブリッドクラウドに見る【非機能要件】と【Lift&Shift】というキーワード

Jさん:そうですね、今年の Watson Summit を一言でいうなら、「Cognitive on IBM Cloud」というメッセージを鮮明に感じました。

企画担当:Watson と Cloud が明確に一つに繋がったのですね。では、まず「IBM Cloud」についてのメッセージはいかがでしょう。

Aさん:クラウドというメッセージにおいて「非機能要件」という言葉は頻繁に聞きました。当初は「API connect を利用してオンプレからクラウドに上げると Watson が使えるんだよ」という事かと思ってましたが、そうではなく、オンプレをそのままクラウドに上げるのではなく、それぞれを分ける。というメッセージでした。

 

shift_lift

企画担当:非機能要件」という言葉はあまり馴染みがなかったのですが、どういった定義なのでしょうか。

Jさん:Lift&Shift」という言葉も一緒に使われていました。ハイブリッド・クラウドを構築するにあたって、既存のアプリケーションを変えなくてよいものと書き直してクラウドに持っていくものの 2つ に分けて考えるというところから来ています。この時に変えなくてよいものをパブリック・クラウドに持っていくと、従来はオンプレのアプリケーションの下層で動いていた管理、監視、制御などの部分もクラウド上で自分で構築する必要に迫られる。この部分を「非機能要件」と呼んでいます。
一方で、書き直すクラウドにもっていくアプリケーションの移行方法を「Lift&Shift」と呼んでいるようです。

Aさん:そうそう、オンプレをそのままパブリック・クラウドに上げるのは無理があるので、IBM Bluemix Infrastructure (Softlayer) では、ベアメタルを用意しているんですよ、オンプレからシステム管理も含めてベアメタルに持っていけばいんだよ、というメッセージですね。

Kさん:非機能要件」と「Lift&Shift」については、どのセッションでも話題として出ていました。

企画担当:なるほど、IBM Bluemix Infrastructure(SoftLayer)の強みを活かしたアプローチですね。クラウドのキーワード、メッセージは他にもありましたか?

 

クラウド時代の戦略【オープンスタンダート】とは?

Jさん:IBM Cloud はBluemix という PaaS 環境がベースになっているので、まずはそこから入り、アプリケーションの差別化に Watson / コグニティブ が IBM の強みとなっています。さらにアプリケーションが使うデータがキーとなります。データという意味では IT 業界では DB のあるべき姿を考え、SQL と NonSQL のトピックになりがちですが、「データレイク」をキチンと管理しようという話をされています。

これらのデータの扱いについては、IBM は全て「オープンスタンダード」で答えています。つまり IBM というベンダー製品で抱え込むのではなく、仕様をオープンにしていく、オープンソースを活用するという意味です。IBM はオープンスタンダードに投資し、そこから出てきたテクノロジー、会社を買収するという戦略をとっていて、全方位で隙間がないように、ニッチなエリアに対しても同じ「オープンスタンダード」を戦略にしています。エンドユーザから見ても「ベンダーロックインを回避でき、自由度が広がる」という利点につながります。

Aさん:データレイク」というキーワードは昨年のWatson Summitでも登場してましたね。

openstandard

Sさん:私は 3 月にラスベガスで開催された IBM 最大のイベントInterconnect 2017 に参加してきましたが、テクニカルな面での IBM のメッセージは Watson Summit もほぼ同じでした。

IBM Bluemix Infrastructure (SoftLayer) 関連では Cloud Automation Manager というマルチクラウド、オンプレのいずれにも対応したデプロイ管理ツールがオープンスタンダードのひとつだと思います。マルチクラウドということは SoftLayer だけでなく、AWS や Azure なども対象となるということです。現在は、IBM Bluemix 上に無料で提供開始していて注目されています。

企画担当:Blumix 自体がオープン・クラウド・アーキテクチャーの実装プラットフォームですから戦略は理解しやすいですね。では次に、Watson に関連した製品・サービスという切り口ではどのようなメッセージ、キーワードが Summit で話題になっていましたか?

 

Watson の知識データ

Jさん:データの扱いについてですが、知識ベースの構築しかり、大事なのはデータを Watson で扱える状態にすることです。いわゆる「コーパス」と呼ばれる AI の知識データですね。ここをどう構築していくかが鍵でもあり、泥臭い領域ではあるのですが、このテキスト分析の行程で「Watson Knowledge Studio」を大々的にメッセージしていました。「Watson Knowledge Studio」は、開発者と各分野の専門家が協力して、特定の業界向で利用されている言葉の意味を理解する機械学習モデルを、開発者と知見者である専門家が協力して作成できるクラウド・ベースのアプリケーションです。ブラウザ環境ですし、無料トライアルもあるので試しに使ってみるユーザが増えると思います。
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Watson Knowledge Studioの画面

 

企画担当:Web サイトを見ると「特定の業界向けのカスタム・アノテーター・コンポーネントを作成できる」と表記されていますが、要するに「業界特有の用語や知識のニュアンスを Watson に教えることができる」という感じですね。やはりテキスト分析は重要ですよね。

Aさん:ユーザのセッションで女性研究員2名によるテキスト分析の話がありました。大量のデータの中に、「川崎」という文字が出てきた時に人の名前なのか地名なのかをどのように識別させるかというトピックなど興味深い話でした。ユーザは色々試行錯誤されているようです。

 

学習済み Watson の提供

Jさん:一昔前の AI  はルールの定義という作業でひとつひとつの言葉を定義する必要がありました。そして機械学習が主流になっていくのです。IBM ではこの領域は SPSS のテキストマイニングなどのナレッジが活かされています。サービスインまでに Watson にある程度覚えさせる行程とリリース後に覚えさせる行程がありますが、コグニティブの世界ではこのコーパスを作るところは泥臭い作業で、特にリリース後のユーザの参加は必須ですね。

企画担当:データ分析の領域において、近年は「データサイエンティスト」という分析担当者に注目されていましたね。

Jさん:最近、IBM は「データサイエンティストのようなスーパーマンはそんなに多くはいない」と言い始めています。確かに私も個人的に存在を一人も知りません(笑)。DSX(Data Science Experience)というプラットフォームを IBM は用意しています。一人のスーパーマンではなく、データの準備、整備、プログラム開発、分析など行程をわけてチームワークでデータサイエンスを始めるためのプラットフォーム。こういうのが出てくるのは Knowledge Studio と同様に市場がコグニティブの導入検討ではなく、実際の導入の際に生産性に影響しているプロセスの改善ニーズがあるのだと思います。Watson も「何に使えるのか」から「どうやって効率的に使うか」のフェーズに入ってきたのですね。

DSX

Data Science Experienceの画面

 

企画担当:全体のメッセージは先行事例から次のフェーズに来ているということですね。先行投資できる企業は良いですが、研究や開発に大きな投資ができない企業はどうすれば良いでしょうか。

Jさん:IBM はインダストリー別に「”学習済み” Watson」をリリースしていくとこのイベントでも発信しています。例えば「Watson automobile」は自動車業界向けというように業界別にパッケージし、金融、製薬など現在 80 種類ほどの学習済 Watson をリリースしていくとのこと。

企画担当:企業が持つ「データレイク」やナレッジを知識ベースとして提供し、学習済みの Watson が用意されていく、オープンスタンダードな思想をもとに Watson を利用したサービスが増えていく・・・こんな近未来が見えてきますね。

Jさん:気象データや医療文献情報などもそのうちの一つですね。IBM 自体も The Weather Company を買収して、気象データを提供する側になっています。

 

今後のビジネス展開 – API 化

企画担当:こういった環境において、ビジネス面で考えるとシステムインテグレーターやソリューションプロバイダーはどのような戦術が必要になるのでしょうか。

Aさん:私の理解ですが、Watson は API のことを示していると思います。そして知識ベースは個別のインダストリーで用意する。この知識ベースを構築する行程はシステムインテグレータなどのベンダーがユーザをリードし、一緒に構築していく領域だと思います。

Kさん:テキスト分析、データマイニングの経験が豊富なベンダーは優位ですね。また、Web アプリ、API 開発が得意なベンダーにもチャンスだと思います。IBM は「IBM マーケットプレイス」をラウンチしていますが、日本国内はまだ立ち上がったばかりです。
このマーケットプレイスで開発ベンダーは開発した API、ソリューションをカタログ化して掲載できるのです。
ibm_marketplace

 

企画担当:なるほど、開発力はあるが営業力が弱いといったベンチャー型の会社や部門は参入のチャンスですね。

Jさん:そうですね、「今後は API 化してほしい」というのが IBM のメッセージです。ユーザ、パートナー企業を含めた「API エコノミーの推進」とも言えます。

企画担当:ありがとうございます。初歩的な質問をしますが、一般企業が API 化することの利点ってどんなことがありますか?

Jさん:例えば、フライト情報を検索、表示する旅行会社のアプリがあって、コンシューマーがフライト情報にアクセスする度に航空会社の Web を参照するアプリの仕様だと提供側の航空会社の Web サーバの負荷は高くなります。いわゆる Web スクレイピング、Web クローリングという技術ですね。これを API アクセスすることで Web サーバーの負荷が減ります。情報開示側が API 化しておくことで、開発ベンダーは様々な API を組合せてより良いサービスやアプリケーションを作っていけるのです。

Aさん:API 化しておけば、「Lift&Shift」の際に、クラウド or オンプレ という移行もスムーズになりそうです。

Jさん:API 化はマイクロサービス化と言い換えてもいいだろうと思います。

企画担当:開発会社、エンジニアから見て、API 実装自体は新しいことではないと思いますが、マーケットプレイスにパッケージしてカタログ化していくことも最初から意識するという点でベンダーにとっては新しいビジネスモデルになりそうですね。

IBM マーケットプレイスなどのエコシステムについてはディストリビューターの弊社としても要ウォッチですね。 今後もエヌアイシー・パートナーズの取引先の皆様には専用Web サイト「MERITひろば」でより詳しい情報を掲載していきたいと思います。

本日はありがとうございました。

 

【関連リンク】

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2026年02月26日

【参加レポート】「watsonx Tech Challenge 2025」に参加してきた

公開日:2026-02-26 こんにちは、てくさぽブログメンバーの高村です。 2026年2月12日・13日に、愛徳会主催(日本IBM共催)のイベント「watsonx Tech Challenge 2025」がIBM箱崎にて開催され、昨年に引き続き弊社は6名で参加しました。 本記事では、イベントの様子をレポートいたします。 目次 イベントの概要 イベント当日までの準備 イベント当日 さいごに お問い合わせ イベントの概要 このイベントは、IBM watsonx を活用してビジネスを具現化できる技術者を育成することを目的としたハッカソン/アイディアソンです。 今年は「地域課題の解決(人口減少・少子高齢化・労働力不足)」「環境問題対策」「わくわく社会の実現」「顧客が直面する課題」の4つをテーマに、watsonxのAIエージェントでどう解決できるかをチームで検討し、ソリューションを発表します。 私たちのチームは、IBMのAIエージェント製品であるwatsonx Orchestrateを活用した解決策を検討し、モックを作成し発表しました。 イベント当日までの準備 昨年はテーマやペルソナの絞り込みに時間を要した反省から、今年はスケジュールを組んで早期決定を目指していました。しかし議論を重ねるにつれ、「課題が小さすぎないか」「このソリューションでは売れないのではないか」「この業界には刺さらないのではないか」と意見が白熱。紆余曲折の末、イベント前々日にテーマ・ペルソナ・解決策の方向性を確定し、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化を主題に据えることで合意しました。 なかなか方向性が定まらないことに焦りもありましたが、課題設定に際して国内の食品ロスの現状や事業側の事情を資料で下調べしたことで、普段は意識しない問題まで理解が深まり、良い学びとなりました。また各メンバーが調査結果を持ち寄って意見交換を重ね、整合性のあるロジックで方向性を定められたと思います。 イベント当日 1日目 始めに発表順の抽選があり、今年はIBM様の次で2番手となりました。続いて各チームの部屋が割り振られ、発表準備へ。私たちは、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化をテーマに、watsonx Orchestrateを活用し、AIによる需要予測に基づいて在庫を最適化し、生産数の決定から生産管理システムとの連携、発注までを一気通貫で実行するAIエージェントを提案することにしました。 2日目 発表は午後からとなり、午前中は各チームとも準備に集中します。私たちは新たな挑戦としてスキット(寸劇)形式での発表を選択し、発表シナリオと台本の作成、モック制作に分かれて作業しました。モック制作では IBM Bob を活用し、チャットでソリューション概要を伝え、Bobにエージェントの定義ファイルを生成してもらいました。watsonx Orchestrate環境に定義ファイルをインポートし、ソリューションの動きが分かるモックを約1時間半で形にでき、IBM Bobの生産性の高さに驚かされました。

2026年02月26日

【てくさぽBLOG】IBM Bobで市民開発に挑戦

更新日:2026-02-26 公開日:2026-01-22 [2026年2月26日追記]IBM Bob の提供開始日(GA)が発表されました。 2026年3月24日 また、Early Access 版の新規受付は終了となりました。 *  *  *  *  *  * こんにちは。てくさぽBLOGメンバー村上です。 2026年も、気づけばもう1月が駆け抜けていきそうですね。 さて今回は「IBM Bob」検証シリーズPart2をお届けします(Part1 はこちら)。 前回はBobの主要機能のひとつである「Explain機能(コード解析)」をご紹介しました。 今回はコード生成を行う機能「Generate機能」に注目し、アプリケーションの開発に挑戦した内容をお届けします。 目次 はじめに IBM Bob のGenerate機能で市民開発を試してみた Generate機能の他社製品との比較 さいごに お問い合わせ はじめに 現在、私たちのチームではIBM BobのPreview版(Early Access版)を利用し、Generate機能によってBobがどんなコード生成ができるのか、どこまでの領域をカバーできるのか、そして実際の業務がどれほど効率化されるのか、その実力と効果を検証しています。 これまでに実施したGenerate機能の検証例 ・IBM Bobでwatsonx Orchestrate(wxO)のAIエージェントを作成 ・Bobで生成したマークダウン形式のファイルをExcelへ出力するツールの作成 ・チーム内で利用している勤怠確認用のスプレッドシートを操作性の高い「出退勤管理アプリ」にする開発 今回はこの中から、他社製品との比較が行いやすく、IBM Bob ならではの特徴をより分かりやすく伝えられると考えた「出退勤管理アプリ」に焦点を当ててご紹介します。 IBM Bob がどこまで意図通りの開発ができるか、また、他製品と比較した内容も合わせてお届けします。 IBM Bob のGenerate機能で市民開発を試してみた 「出退勤管理アプリ」作成の過程や成果としてご紹介する内容は下記です。 プロンプトの強化:曖昧な指示を具体的に補完 チャットモードを利用した対話型開発 完成した成果物の紹介 プロンプトの強化による成果物の比較 1. プロンプトの強化:曖昧な指示を具体的に補完 まず、「出退勤管理アプリ」の完成イメージをBobに伝えます。 Bobのチャット画面に、下記のように要件を箇条書きで記載し、要件を書き終わったら「プロンプト強化機能(Enhance Prompt)」ボタンを押下しプロンプトを強化しました(プロンプトの強化についてはPart1のブログでも記載しています)。 上記のプロンプトが下記のプロンプトに強化されました。 チーム向け勤怠管理Webアプリケーションを以下の仕様で開発してください。   【基本機能】 メンバー全員が互いの勤怠状況を閲覧可能なチーム勤怠管理システムを構築します。 各メンバーは個人アカウントでログインし、自分の勤怠データのみ編集権限を持ち、他メンバーのデータは閲覧のみ可能とします。 【画面構成】 1. 当日勤怠一覧画面:本日の全メンバーの勤怠状況を一画面で一覧表示し、各メンバーの勤務場所、勤怠種別、勤務開始・終了時刻、備考を即座に把握できるダッシュボード形式とします 2. 個人別勤怠カレンダー画面:メンバーごとに過去の勤怠実績と未来の勤怠予定を時系列で確認・管理できるページを用意し、日付範囲を指定して表示できるようにします 【勤怠データ入力機能】 実績入力:毎日の勤務開始時と勤務終了時に手動で時刻を入力する機能を実装します。入力フォームはシンプルで素早く操作できるUIとします 予定入力:複数日分の勤怠予定を一括登録できる機能を実装し、登録後もいつでも個別または一括で変更・削除が可能とします 【勤務場所の選択肢】 - テレワーク - 聖路加オフィス - 外出 - その他 各勤怠記録に対してドロップダウンまたはラジオボタンで選択できるようにします 【勤怠種別の選択肢】 - 休(終日休暇) - AM休(午前休) - PM休(午後休) - 時間休 - FLEX(フレックス勤務) 勤務場所と同様に選択式で入力できるようにします 【備考欄】 各勤怠記録に自由記述可能な備考欄を設け、特記事項や補足情報を入力できるようにします 【認証・権限管理】 初期メンバー5名分のアカウントを作成し、各メンバーは個人名でログインします。 パスワード設定機能を実装し、初回ログイン時または設定画面から任意のパスワードに変更可能とします。編集権限は自分の勤怠データに限定し、他メンバーのデータは読み取り専用とします 【技術要件】 レスポンシブデザインでPCとモバイル端末の両方で快適に操作できるようにし、 データの永続化にはデータベースを使用してください。モダンなWebフレームワークを使用し、保守性と拡張性の高いコード構造で実装してください 「プロンプト強化機能」を利用することで、説明が不足している部分をBobが具体的に補完し、精度の高いプロンプトへとブラッシュアップしてくれます。 これにより、要件の意図を正しく反映させるための具体的な指示が整いました。 補足ですが、私は拡張機能として「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を導入し、IDEを日本語化して利用しています。 (拡張機能の適用方法はPart1のブログにしています) 2. チャットモードを利用した対話型開発 次に、IBM Bob のチャットモードを試してみました。今回利用したのは「Planモード」です。 Planモードを選択した理由は、まずBobが計画立案をしてくれ、その計画を人間側が理解・承認してから開発を進められると思ったためです。 Planモードを利用して先ほど強化したプロンプトをチャット画面から流すと、Bobが下記のように指示が漏れている部分を確認してくれました。 技術スタックの確認: このWebアプリケーションの技術スタックについて、どのような構成を希望されますか? 詳細な設定確認: 初期メンバー5名の名前を教えてください。ログイン時に使用するユーザー名として設定します。 このように、Bobが具体的な選択肢やデータの入力を促してくれるため、抜け漏れのない状態で計画を立て、実装へと進めることができます。 全ての要件が明確になると、Todoリストが作成されました。 このTodoリストを承認した後は、Bobがリストを上から順番に自動で進めてくれます。 プログラムを作成する工程まで行くと「Codeモードに切り替えます」と宣言があり、チャットモードがPlanモードからCodeモードに自動で切り替わり、実装フェーズへ移行しました。 この流れは非常にスムーズで、Bob の優秀さに感心しました。 ちなみに、私のPCにはNode.jsがインストールされていなかったのですが ・Node.jsのダウンロード、インストール方法 ・コマンド実行がうまくいかなかったときのトラブル対応 は、全てBobが教えてくれました。 教えてもらう相手が人間だと、ある程度調べてから聞かないと迷惑だよなぁ・・と思ってしまうような疑問でも、Bobになら遠慮せず聞くことができるので、スピードを落とさずに作業を進めることができました。 3. 完成した成果物の紹介 こうしたプロセスを経て完成した「出退勤管理アプリ」がこちらです。 市民開発への挑戦を決めた当初は、「どのような指示を出せばいいのか」と少し身構えていました。しかし、実際には細かな指示に悩む必要はなく、Bobがプロンプト強化機能やチャットモードを通じて、使い勝手の良いアプリケーションを自律的に構築してくれました。 完成した「出退勤管理アプリ」には、ユーザー別のログイン機能だけでなく、パスワード変更やチームメンバーが各自のPCからアクセスできる外部接続の仕様まで標準的に実装されており、その完成度の高さには正直驚かされました。 4. プロンプトの強化による成果物の比較 「1.プロンプトの強化」にて、プロンプトを強化してからアプリケーションを作成する方法を記載しましたが、試しに、プロンプトは強化せずに「出退勤管理アプリ」を作成してみました。 成果物にどのような違いが現れたかをご紹介します。 プロンプト強化前 指示が曖昧だった機能は実装されなかった プロンプト強化後 イメージしていた機能が全て実装された プロンプトを強化し指示の解像度を上げることが、そのままアプリケーションの完成度に直結することを実感した検証となりました。 Generate機能の他社製品との比較 さて、今回の検証では「他社製品ではどのような結果になるか」も合わせて検証しました。 正確に比較するため、他社製品もBobと全く同じプロンプトを用いて検証を行っています。 両者の操作感やアウトプットを細かい観点で比較し、Bobの特徴としてお伝えしたい部分を下記の表にまとめました。 比較項目 IBM Bob 他社製品 ドキュメント生成 基盤~運用に関するドキュメントを作成 ・基本設計書 ・詳細設計書(実装計画書) ・使い方ガイド(README) ・開発設計書 ・導入手順書(SETUP GUIDE) ・障害対応手順書(作業中のトラブル対応) 開発視点のドキュメントを作成 ・要件定義書 ・基本設計書 ・詳細設計書(実装計画書)   アーキテクチャのレベル 本番運用に耐えうる可用性・信頼性を考慮した構成 (フロントエンド・バックエンドの分離) すぐに動く構成 (フロントエンド・バックエンドを分離しない構成) デプロイの容易性 〇 ・プロンプト強化により不足情報が補完 ・選択肢(推奨案)が提示され対話を通じてステップバイステップで進められる △ ・プロンプト補完の機能は見当たらない ・選択肢が提示されることはなかった 今回の比較検証を通して、IBM Bobの自律型エージェントとしての高い実力を実感しました。 実運用に耐えうる構成を自動で選択してくれる点はとても心強いです。また、基盤から運用までを網羅する圧倒的なドキュメント生成力や、対話を通じて迷わず進められるデプロイ支援により、開発のハードルが下がるだけでなく、実装の透明性も高いレベルで担保されています。 作った後もチームや組織で説明・維持ができる、という安心感こそが、IBM Bobが組織利用を見据えたエンタープライズ向けの製品であると言える大きな理由なのだと感じました。 さいごに Part2となる今回のブログは、IBM Bobの「Generate機能」を使った市民開発をご紹介しました。 実際にBobと一緒にアプリケーションを作ってみて、やっぱりBobは頼りになる相棒でした。 (最近、Bobを実在する人のように「Bobさん」と呼んでしまうことがあります) 私は開発業務に深く携わった経験はほとんどありませんが、今回の検証を通じて、自分の手で形にできるワクワク感を肌で感じることができました。 これからも、この頼もしい相棒と一緒に業務の新しい形を探り、その可能性をパートナーの皆さまにもお届けしていきたいと思います。 お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

2026年02月26日

【てくさぽBLOG】IBM BobでRPG解析!複雑なロジックを一瞬で整理し、実務の即戦力に

更新日:2026-02-26 公開日:2025-12-24 [2026年2月26日追記]IBM Bob の提供開始日(GA)が発表されました。 2026年3月24日 また、Early Access 版の新規受付は終了となりました。 *  *  *  *  *  * こんにちは。てくさぽBLOGメンバー村上です。 今年の10月にIBM Tech Xchange 2025 Orlandoにて電撃発表された話題のIBM Bob はご存じですか? 今回は、IBM Bob をTech Preview版で検証している状況をタイムリーにお伝えいたします! 目次 IBM Bobってどんな製品? Explain機能を試してみた Explain機能の他社製品との比較 さいごに お問い合わせ IBM Bob ってどんな製品? IBM Bob は、2025年10月の IBM TechXchange 2025 Orlando で発表された AIエージェント型のIDE(統合開発環境)です。 単なるAIアシスタント開発を超え、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を自律的に動かし、生産性と品質を大幅に向上させることができる製品です。 IBM Bobが得意なこと ソフトウェア開発とモダナイゼーションを変革 • 複数のモード (プラン、コード、質問、アドバンスド) を装備 • アプリケーション設計、コード説明、コード生成、テスト生成、ドキュメント作成 • 開発者の作業に応じて最適なLLMを選択 幅広い言語に対応 • RPG, COBOL, CL, SQL, DDS • Java, Python, JavaScript, TypeScript, Node.js, bash など IBM Bobを利用するメリット 「システムの理解」にかかるコストを戦略的投資へ転換 ・開発スピードが劇的に向上 ・エンジニアの業務時間の多くを占める「既存コードの解析」という非生産的な時間を、AIによって極小化 ・解析に費やしていた膨大な工数を、新しいビジネスモデルの構築や機能拡張へ再配置 プロジェクト内の知識共有(可視化) ・プロジェクトメンバー全員が常に「今、正しく動いている仕様」を共有できる ・新メンバーへの引継ぎが容易で立ち上がりが早くなる AIによる標準化でガバナンスの聞いた開発体制を実現 ・品質のばらつきを抑えエンタープライズレベルのガバナンスを維持し構築を支援   定型的な解析はBobに委ね、エンジニアはより高次元な創造性に知力を注ぐ。 そんな、互いの強みを活かし合える知的な相棒になってくれそうです! Explain機能を試してみた 検証の背景 今回、IBM i(AS400) で利用する言語、RPGにフォーカスして検証を行いました。 現在、多くの企業で課題となっているのが、IBM i(AS400)上で長年稼働し続けているRPGプログラムの保守・継承です。 IBM i はその堅牢性ゆえに、10年以上前に書かれたコードが一度も改修されずに現役で動き続けているケースも珍しくありません。 しかし、その代償として「詳細設計書が消失している」「担当SEが高齢化し仕様がブラックボックス化してしまいそう」という深刻な問題が浮上しています。 後継者不足も重なり、このままではシステムの維持そのものが危ぶまれる未来がすぐそこまで来ています。 そこで期待されるのが、AIの力による「リバースエンジニアリング」です。人力では途方もない時間と労力がかかる既存コードからの仕様解読をAIが肩代わりし、さらに「現役エンジニアがそのまま実務に使えるレベルの、精度の高い設計書」を書き出すことができれば、属人化の解消へ向けた大きな一歩となります。 IBM Bobには、主に以下の4つの強力な機能が備わっています。  - Explain(説明):プログラムを解析、説明  - Transform(変換):プログラミング言語のバージョンアップ、モダナイズ  - Refactor(リファクタリング):コードの構造を最適化、保守性の向上  - Generate(生成):プログラム・アプリケーションの作成 今回の検証は、上記の背景より「Explain(説明)」機能に主眼を置いています。 IBM Bobが複雑なRPGの構造をどこまで正しく理解し、実務に耐えうる高精度な詳細設計書を再現できるのかを検証しました。   検証内容 検証では、ローカルPCに保管した既存のRPGプログラムを対象に、IBM Bob がどこまで実務に即したアウトプットを出せるかを試しました。 【検証のステップ】 事前準備: RPGのプログラムが保管されているローカルフォルダを参照先として指定 基本操作: Bobのチャット画面にて、解析対象のRPGプログラムを指定し「プログラム詳細設計書」を作成するように日本語(自然言語)で指示 環境拡張: Bob内のメニュー「Extensions」から「Mermaid Chart」のPluginを導入。出力された構成図(Mermaid形式)をより視覚的に確認できる環境を準備。 【検証の結果】 検証を通じて驚かされたのは、Bobの解読の速さと正確さです。 RPG特有の複雑な指標や深いネスト構造であっても、ロジックの骨組みが明瞭に描き出されており、要点が紐解かれるような丁寧さと平易さを兼ね備えたアウトプットとして提示されました。そして、文章による解説に加え、Mermaid図によって視覚的に補完されたフローは非常に分かりやすく、文字だけでは追い切れない処理の全体像を一目で把握することが可能となりました。 Bobで作成したプログラム詳細設計書は、これまで他社のAIツールを試しては『実務で使うにはまだ早い』と限界を感じてきた熟練の技術者さえも、思わず目を見張るほどの解析精度でした。 そして、Bobのチャット画面で指示を出す際の「Enhance Prompt(プロンプト強化)」ボタンは非常に便利でした。 「Enhance Prompt」ボタンは、指示内容をAIが解釈し、より精度の高い回答を引き出すために最適なプロンプトへと補ってくれます。 これにより、AIへの指示出しに慣れていない技術者でも、簡単に質の高い設計書を作成することができそうです。 今後の検証 現在、プログラム設計書作成の次のステップとして、作成したプログラム詳細設計書を利用してコード生成(Generate)やコード改修(Refactor)を行う検証を実施しています。 これにより、コードに直接手を入れなくても、詳細設計書の一部分を人間の言葉で直すだけでコード側に修正が及ぶようにできると考えております。 また、人間が気付かない関連している他のプログラムコードの修正箇所も気付いてくれるかもしれません。 また、Bobのチャット画面で、回答の精度を最大化するために、チャットモード(※)を切り替えた検証も行っており、Bobと対話しながら特定箇所を修正・作成することも試行しています。 ※「チャットモード」のおススメ利用シーン(Bob自身に聞いてみました)  - Code: コード作成・修正時  - Plan: 設計・計画立案時  - Ask: 質問・説明が欲しい時  - Advanced: 複雑なコード実装時 Explain機能の他社製品との比較 さて、チーム内では他社製品も交えた横並びの比較検証を進めています。 同じ指示(プロンプト)を出し、コード解説の深さや図解の分かりやすさをプログラム詳細設計書(Explain機能)作成の観点で比較しましたのでご紹介します。 項目 IBM Bob A社製品 B社製品 解析制度と網羅性 ◎ 高度な構造解析と高精度な図解 〇 基本情報の列挙と標準的な図解 〇基本値の抽出がメイン 可読性・理解しやすさ ◎ 豊富な図解量と手順レベルの解説 〇 簡潔な説明(Bobに比べ情報不足) △ パラメータの羅列に近い 柔軟性・拡張性 ◎ 任意フォルダ参照・MCP連携に対応 〇 MCP連携対応 〇 MCP連携対応 総合判定 ◎ 〇 〇 ※入力するプロンプトの内容によって得られる結果が異なる場合があります 今後、Generate機能やTransform機能でも比較検証を続けてみたいと思います。 さいごに 私自身、Bobに出会ってその賢さに驚かされましたが、今では複雑なコードを健気に読み解いてくれるBobが、どこか可愛らしい相棒のようにも感じています。 今回の検証を通じて、あまりに古すぎて誰も手を付けたがらなかったRPGプログラムも、決して攻略不可能なものではないと確信しました。 Bobという頼れる相棒がいれば、眠っていた過去の遺産は必ず未来の資産へと変えられます。 皆様もぜひ、この新しい開発の形を体感してみてください。 Tech Preview版 申し込みURL: https://ibm.biz/Try-Bob 末筆ながら、本年も「てくさぽBLOG」を見てくださりありがとうございました。 新しい年が、皆様にとってさらなる飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げます。 お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp     .bigger { font-size: larger; } .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .table { border-collapse: collapse; border-spacing: 0; width: 100%; } .td { padding: 10px; vertical-align: top; line-height: 1.5; } .tbody tr td:first-child { font-weight: bold; width: 20%; } .tbody tr td:last-child { width: 80%; } .ul { margin: 0 !important; padding: 0 0 0 20px !important; } .ol { margin: 0 !important; padding: 0 0 0 20px !important; } .tr { height: auto; } .table { margin: 0; } *, *:before, *:after { -webkit-box-sizing: inherit; box-sizing: inherit; } .html { -webkit-box-sizing: border-box; box-sizing: border-box; font-size: 62.5%; } .btn, a.btn, button.btn { font-size: 1.6rem; font-weight: 700; line-height: 1.5; position: relative; display: inline-block; padding: 1rem 4rem; cursor: pointer; -webkit-user-select: none; -moz-user-select: none; -ms-user-select: none; user-select: none; -webkit-transition: all 0.3s; transition: all 0.3s; text-align: center; vertical-align: middle; text-decoration: none; letter-spacing: 0.1em; color: #212529; border-radius: 0.5rem; } a.btn--orange { color: #fff; background-color: #eb6100; border-bottom: 5px solid #b84c00; } a.btn--orange:hover { margin-top: 3px; color: #fff; background: #f56500; border-bottom: 2px solid #b84c00; } a.btn--shadow { -webkit-box-shadow: 0 3px 5px rgba(0, 0, 0, .3); box-shadow: 0 3px 5px rgba(0, 0, 0, .3); }

2026年02月18日

【開催レポート】IBM様主催 Bobathon in Tokyo - IBM Bobで何が生まれた?

公開日:2026-02-18 2月12日、日本IBM様 箱崎オフィスにて、弊社(NI+C Partners)のパートナー様を対象としたハッカソン「Bobathon(ボバソン)」を開催しました。 Bobathonでは、次世代AIエージェント型開発支援ツールである「IBM Bob」を活用。 USより来日したIBM Bobの開発責任者や、GlobalのTechリーダーをファシリテーターに、 Early Access版(早期アクセス版)のBobを使い倒す、非常に濃密で実践的なワークショップとなりました。 目次 イベント概要 IBM Bobで形にした驚きの活用アイデア パートナー様からのリアルな声 今後の展望とアクション お問い合わせ イベント概要 参加: 7社 17名 目的: IBM Bobを用いた自社利用の具体化、およびお客様への提案アイデアの磨き込み 手法: IBM Bobの実機を使用し、テーマに沿った実践的なプロトタイピングを実施 IBM Bobで形にした驚きの活用アイデア 各社チームに分かれ、Bobを操作しながら導き出された活用案は、どれも現場の課題に即した非常に具体的なものでした。 業務自動化: 紙の社内申請のデジタル化、RFP回答の自動補助、プロジェクトメンバーの最適アサイン 開発・モダナイズ: レガシーRPGコードの解析・モダナイズ支援、ETL構成の自動確認・移行 戦略・分析: 食品ロス防止の在庫分析、特許情報の収集・解析による知財戦略の高度化 スピード開発: キャンペーンサイトの短期間構築・運用 パートナー様からのリアルな声 実際にIBM Bobを触り、他社の活用法を目の当たりにした皆様からは、驚きと期待の声を多数いただきました。 他のパートナー様のアウトプットを見て、業務活用のイメージがぐんと広がりました 自分の中にはなかったアイデアに触れ、非常に刺激になりました 「ついに開発もここまで来たか!」と驚きました。実機を触ることで、想像以上に参考になるイベントでした 立場や業務によって、Bobの用途が無限に広がることを実感できました 今後の展望とアクション 今後は、検討いただいた内容をクライアントゼロとしてご活用いただくこと、および、実案件への提案展開を全力でご支援してまいります。 また、弊社は今後も、IBM様と協業し継続的な「Bobathon」の開催を予定しています。 IBM Bobの社内評価・PoC・導入ご支援 お客様への提案同行のご依頼 これらに関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 最後になりますが、ご参加いただいたパートナーの皆様、そして素晴らしいファシリテーションをいただいたIBMの皆様、本当にありがとうございました! お問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術企画本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

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